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(158) Re: ちょっとした空想科学の問題
TOSHI
2005年06月08日(水) 09時40分

 こんにちは。。田部勝也さん。 TOSHIです。

>余談ですが、もし「光(電磁波)にも通常の意味での媒質がある」とした場合、相対論やマクスウェルの電磁気論がどのようになるかを考える事は、頭の体操として良い暇ふさぎになるかと思います。ここを見ている物理専攻の学部生は是非挑戦してみて下さい。これは、科学史上、大変重要な考察でもあります。
>私は、かつて、パラレルワールドものハードSFを書いてみたいなぁ〜と思って(笑)、「光(電磁波)にも通常の意味での媒質がある」ような世界をいろいろと考えてみた事があります。SFは書けませんでしたけど、面白い経験でした。
>ちなみに、「光(電磁波)にも通常の意味での媒質がある」世界で成り立つ真空中のマクスウェルの方程式は(私の考察では)、以下のようになります。
>∇・E=0
>∇・B=0
>∇×E=−[(∂/∂t)+u・∇]B
>∇×B=c−2[(∂/∂t)+u・∇]E
>uは、いま考えている慣性系と、光(電磁波)の媒質に対して静止している慣性系との相対速度です。慣性系間の座標変換はガリレイ変換で、光速不変の原理は成り立ちません。
>──もうもう様のご質問とは全く関係ない事なのですが、せっかく考えたのに今まで披露する機会がなかったもので、一度、どこかに書き記しておきたくて……。流れを無視した知識自慢でごめんなさい。

  歴史的には「エーテルの存在」あるいは「絶対空間の存在」を仮定した「運動物体に関わるマクスウェルの方程式」としては「ヘルツ(Herz)の方程式」があります。

 これは単に、「マクスウェル方程式」を絶対媒質の慣性系に対して、運動慣性系においてガリレイ変換しただけのものですが。。。。

 結局、金属円筒表面の磁場の観測実験によって、特殊相対論の優位性が実証されたと記憶しています。

                           TOSHI



(161)  (Re:158)
Re: ちょっとした空想科学の問題
若林
2005年06月08日(水) 13時11分

ガリレイ変換がそのまま使える世界の場合,我々のセンスでは物理法則がハチャメチャになっているように見えるでしょうが,まあともかくそんな宇宙があったと仮定しましょう。(この話の方が10^6倍以上面白い)

この宇宙では,超光速の移動は可能になるでしょうか?(例えばスターウォーズの世界はガリレイ変換が使える宇宙だと思えば説明できるか否か,というような所に持って行けると楽しいかと思っています)

超光速移動中は前は見えるけど後ろは見えない,振り返ると真っ暗(部屋の後側を見るためには,それより後まで手探りで行ってから振り返らないとならない),ってな様をまず想像しますが,それ以前に化学結合が破綻しそうな気分にもなってきました。

一度に話を広げるとワケがわからなくなりそうなので,まず化学結合等には踏み込まないことにしましょう。一粒子の運動として超光速が可能か,また,可能なら何が起こるか,不可能ならなぜ不可能か,というような点について,何か知っていたら教えて下さい。(じっくり考えるのも面白そうですが)その後,面白そうな問題が残っていたらその話をするのも楽しそうではないですか?





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